すぐに使える英語10選― 聴いて、真似して、体に染み込ませる「生きた英語」

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1. What’s up?(ワッツァップ?)

「元気?」よりも、もっと軽く、もっと日常。
カフェで友達に会ったとき、職場ですれ違ったとき、
ただ笑顔で“ワッツァップ?”と投げかけるだけで空気が柔らかくなる。
音のリズムが短く、上がって落ちる。その“揺れ”を感じて発音してみよう。


2. Take your time.(テイキュア タイム)

「急がなくていいよ」。
このフレーズには、英語の“優しさ”が詰まってる。
日本語だと「ゆっくりでいいよ」と言うけど、
英語では“あなたの時間を大切にしてね”というニュアンス。
語尾をやさしく落とすと、まるで子守唄みたいに響く。


3. You got this!(ユガッディス!)

誰かを励ます魔法の一言。
直訳すると「あなたはこれを持ってる!」=「できるよ!」。
リズムが弾む。YOU-GOT-THIS!とテンポよく言うと、自然にエネルギーが湧く。
自分への応援にも使える言葉。


4. No worries.(ノーウォーリィズ)

オーストラリアやイギリスでは定番。
「気にしないで」「大丈夫だよ」。
“ノー”の音を短く、“ウォーリィズ”を伸ばして。
この音のバランスが、優しさを運んでくれる。


5. Sounds good!(サウンズグッ!)

提案に対して「いいね、それ!」と答えるときの定番。
英語では“good”より“sound”を使うのが自然。
音の立ち上がりが軽やかで、笑顔と一緒に出すと一瞬で距離が縮まる。


6. Let’s go with that.(レッツゴーウィズダッ)

会議や打ち合わせで、「それでいこう!」。
“go with”の“with”をほとんど言わずに、
「ゴーウィッダッ」と一息で。
ネイティブの会話の“スピード感”を体で感じよう。


7. That’s interesting.(ザッツイントゥレスティン)

「それ面白いね」。
ただし、言い方で意味が変わる。
上げ調子なら“興味津々”。
下げ調子なら“ちょっと不思議だね”のニュアンス。
イントネーションが“感情の翻訳”をしてくれる。


8. I see.(アイスィー)

「なるほどね」。
日本語の「そうなんだ」よりも深い。
目で“see(見る)”という動詞を使うことで、
“わかった”ではなく“理解して受け止めた”という温かさを伝える。
声を落として“アイスィー…”と低く言うのがポイント。


9. Good for you!(グッフォユ!)

相手を称えるときにぴったり。
“おめでとう”よりカジュアルで、“すごいね!”より自然。
言葉の響きがポンっと跳ねて、相手の心を明るくする。
英語は「音で笑う」言語。リズムで喜びを伝えよう。


10. That makes sense.(ザッメイクセンス)

「なるほど、理にかなってるね」。
議論の中でもよく出る万能フレーズ。
“sense”の語尾を軽く弾くように言うと、
思考の納得感が伝わる。
声に出して“ザッメイクセンス”と唱えるだけで、
“理解した人”の表情になる。


結論:

英語は“意味”で覚えると消える。
でも、“音と感情”で覚えると言葉になる。

今日紹介した10フレーズを、ぜひ「ながら」ではなく、
静かな空間で“深く聴いて”みてほしい。

声のリズム、間、息。
その一つひとつが、あなたの脳に新しいチャンネルを開く。

英語勉強法の最短ルートは――
勉強しないこと。
聴いて、真似して、感じること。

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